行動変容ステージモデルとは?

どうも、トラディショナルジムの本杉です。
「運動しなきゃ」と思っても、なかなか続かないことってありますよね。
それはあなたの意思が弱いからではなく、人が行動を変えるには段階があることが研究からわかっています。
それが行動変容ステージモデルという考え方です。
このモデルは1980年代に禁煙の研究から生まれ、今では食事や運動などさまざまな健康行動にも応用されています。

行動変容の5つのステージ

人は生活習慣を変えるとき、以下の5つのステージを通るとされています。

  1. ・無関心期:運動に興味がない
  2. ・関心期:気にはなっているけどまだ行動していない
  3. ・準備期:始めるつもりで計画を立てている
  4. ・実行期:運動を始めたばかりの時期
  5. ・維持期:運動が習慣になりつつある時期🏃

ステージごとのサポートがカギ

それぞれのステージには、合った声かけや関わり方があります。

無関心期

まずは身体活動のメリットを知ってもらうことが大切です。
このままの生活が続くとどうなるのかを伝えることも有効です。

関心期

今の自分と、運動をしている未来の自分を比べてイメージしてもらいましょう✨
ポジティブな変化を思い描くことが、次の一歩になります。

準備期

「運動を始めます」と周りに伝えることが行動のきっかけになります。
小さな計画でもいいので、自信を持てる工夫が必要です💪

実行期・維持期

ストレス解消をお酒ではなく運動で行うなど、行動の置き換えが効果的です。
家族や友人からのサポートを受けたり、自分にごほうびを用意するのもおすすめ🎁
運動しやすい環境をつくることで、継続の可能性がグッと高まります。

行動はいつも一直線じゃない

ステージは必ずしも順番通りに進むわけではありません。
一度運動を始めても、元に戻ってしまうこともあります。
でも、それも自然なことです。
大切なのは、今の自分がどのステージにいるのかを知ること。
そこから無理のないアプローチで、一歩ずつ進んでいけるといいですね。

参照:厚生労働省 e-ヘルスネット 行動変容ステージモデル

執筆者:本杉 宏二