最近なぜか自分の中でココアがブームです。
どうも、トラディショナルジムの本杉です。
先日、お客様から「コエンザイムQ10ってダイエットにどうなんですか?」
とのご質問をいただきましたので、当ブログで解説していきます。
まず、コエンザイムQ10は美容や健康の為のサプリメントとして販売されているのをよく目にします。
もちろんそういった効果もありますが、脂肪燃焼にも欠かせない成分です。
では、コエンザイムQ10って具体的にどんな栄養成分なのでしょうか?
コエンザイムQ10とは?
コエンザイムQ10(CoQ10)とは、ビタミンと同じような働きをすることから、ビタミン様物質や補酵素と呼ばれています。
コエンザイムQ10はカラダを動かすエネルギー(ATP)の生産工場であるミトコンドリアにあります。
ミトコンドリアはカラダのあらゆる細胞内にあるんですが、特に肝臓、腎臓、脳、筋肉に多く存在します。
ミトコンドリアにあるコエンザイムQ10の役割は、エネルギー生産の手助けをすることです。
まず、ミトコンドリアにエネルギーの材料であるピルビン酸や脂肪酸(簡単に言うと糖質と脂質)が入ります。
次に、ミトコンドリアに入った糖質や脂質をエネルギーに変換する酵素があるのですが、その働きを補助する役割(補酵素)がコエンザイムQ10です。
「なんかややこし過ぎて全然分かんねーよ」という声が聞こえてきそうなので簡単にまとめると、
エネルギーの材料がミトコンドリアに入る
↓
コエンザイムQ10がエネルギーを作る酵素の働きを助ける
↓
糖質や脂質が効率よく消費される
といった感じです。
コエンザイムQ10が多く存在すれば、その分糖質や脂質をエネルギーとして消費するのでダイエット効果が期待できるとされています。
コエンザイムQ10はカラダのあらゆる箇所で働いています
コエンザイムQ10はミトコンドリアの他にもカラダのあらゆる箇所に存在します。
強い抗酸化作用(サビ防止)があるので、体内の色んな部分をサビないように守っているんですね。
コエンザイムQ10の働きによって得られる健康効果は、
- ・疲労回復
- ・肌の老化防止
- ・心臓機能の保護
- ・生活習慣病の予防
- ・関節痛の改善
- ・骨粗しょう症の予防
があります。
コエンザイムQ10が不足すると、
- ・エネルギー不足
- ・疲労蓄積
- ・肌の老化
- ・免疫力の低下
- ・肩こり
- ・冷え症
などが引き起こされる可能性があります。
コエンザイムQ10の1日の摂取量
コエンザイムQ10の1日摂取量の目安は、60mg~100mgです。
主に牛肉、豚肉、青魚、ほうれん草や大豆などから摂取できるのですが、食事だけで1日の摂取量を達成するのは難しいです。
その為、コエンザイムQ10を効率よく摂取するにはサプリメントがおすすめとされています。
コエンザイムQ10の摂取タイミング
コエンザイムQ10はATP(カラダを動かすガソリンみたいなもの)を作るのに必要な成分ですので、運動前に摂取するのが効果的です。
ただ、コエンザイムQ10は脂溶性(水に溶けない)の為、できれば脂質を含んだ食事の後に摂取すると吸収率が良くなります。
摂取した後は数時間すると体内での濃度が下がるので、一度に大量摂取するより1日3回などこまめに分けて摂取するのがオススメです。
ダイエットや美容効果も期待できるコエンザイムQ10
コエンザイムQ10はタンパク質やビタミンなどに比べるとあまり重要視されていない成分ですが、摂取することで身体に様々なプラスの効果をもたらしてくれる可能性があります。
サプリメントで気軽に摂取できますので、気になる方は普段の生活にコエンザイムQ10を取り入れてみるのもありかと思います。