健康日本21(第三次)とは?国から学ぶ運動習慣

「運動しなきゃ」と思いつつ、なかなか続かない…そんな方も多いのではないでしょうか。
一般的にはあまり知られていませんが、日本では国をあげて運動や身体活動の大切さを広める取り組みが進められています。
その名も「健康日本21(第三次)」です。
2024年から2035年までの12年間で、国民全体の健康づくりを目指すプロジェクトです。
ここでは、その中でも「運動・身体活動」に関する内容をわかりやすく紹介します。

身体活動・運動に関する3つの目標

健康日本21(第三次)では、運動に関して次の3つの目標が掲げられています。

1. 歩数をもっと増やそう

ウォーキングは誰でも手軽に始められる運動です。
そのため、1日の歩数が目標として設定されています。
現在の全国平均は1日6278歩です。
これを7100歩まで引き上げようという目標です。

年代別では下記の通りです。

年代・性別目標歩数(1日あたり)
20~64歳 男性・女性8,000歩
65歳以上 男性・女性6,000歩

朝の散歩や、通勤・買い物ついでにちょっと多めに歩くのもおすすめです。

2. 運動習慣を持つ人をもっと増やそう

運動習慣がある人とは、次の3つをすべて満たしている人のことです。

  • ・週2日以上
  • ・1回30分以上
  • ・1年以上継続して運動している

現在の日本では、全体の28.7%しか該当していません。
これを40%まで増やすことが目標です。
とくに働き盛りの20~64歳は、運動不足の傾向が強いため意識的な取り組みが大切です。
最初は1日15分の軽い運動からでも大丈夫です。
パーソナルジムを活用して習慣化をサポートするのも効果的です。

3. 子どもたちの運動不足を減らそう

子どもたちの体力低下も問題になっています。
そのため「体育の授業を除く運動が週60分未満」の子どもの割合を減らすことが目標です。
参考データとして、小学5年生の女子では14.4%がこれに該当しています。
遊びや外出が減っている今、意識的に身体を動かす習慣づけが必要です。

運動は未来への投資

身体活動は、生活習慣病の予防だけでなく、認知症予防やメンタルの安定にも効果的です。
長く元気でいるために、日々のちょっとした運動を意識してみませんか?
私たちパーソナルジムでも、一人ひとりに合った運動メニューを提案しています。
続ける自信がない方こそ、専門家のサポートをぜひ活用してください。

参照:厚生労働省 e-ヘルスネット
・健康日本21(第三次)における身体活動・運動の目標
・健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023推奨シート:こども版

執筆者:本杉 宏二