どうも、トラディショナルジムの本杉です。
私たちの体は、ただ長く生きるだけでなく、「どれだけ元気に動けるか」がとても大切です。
その鍵を握るのが健康寿命です。
この記事では、「健康寿命ってなに?」「どうすればのばせるの?」という疑問にお答えします。
将来の自分のためにも、今からできることを一緒に考えてみましょう。
健康寿命とは?
健康寿命とは、「日常生活を健康上の問題なく送れる期間」のことです。
つまり、介護を受けず、自分の足で歩き、楽しく食べ、外に出かけられる年齢までを指します。
これに対して、平均寿命は「生きている年数」です。
例えば2022年のデータでは、
指標 | 男性 | 女性 |
平均寿命 | 81.05歳 | 87.09歳 |
健康寿命 | 72.57歳 | 75.45歳 |
差(不健康な期間) | 約8.5年 | 約11.6年 |
この「差」が長いほど、介護や入院などで自由な生活が制限されてしまいます。
元気に年齢を重ねるためには、この差をできるだけ縮めていく必要があります。
なぜ今、健康寿命が注目されているの?
2000年、WHO(世界保健機関)が発表した「健康寿命ランキング」で、日本が世界一になったことがきっかけです。
これを受けて「健康日本21」という政策がスタートし、健康寿命の延伸が国の重要な目標となりました。
2019年には、国が「健康寿命延伸プラン」を策定し、2040年までに男性・女性ともに健康寿命を75歳以上にのばすことを目指しています。
どうやって健康寿命をのばすの?
健康寿命をのばすには、日々の生活習慣を整えること、病気を防ぐこと、介護を必要としない体をつくることが大切です。
国は、次の3つの分野を柱にして対策を進めています。
1. 生活習慣を整える
- ・減塩(1日8g以下)や運動習慣の推進
- ・若い世代や子育て世代からの健康教育
- ・ナッジ(無理なく行動を変える工夫)を使った健康づくりの促進
2. 病気の予防と重症化防止
- ・健診・検診の受診を呼びかけ、生活習慣病の重症化を予防
- ・がんや腎臓病の早期発見と治療支援
- ・60代の歯の健康維持(咀嚼力の維持)を目標に対策を強化
3. 介護・認知症の予防
- ・地域での「通いの場」参加を促進
- ・介護予防と健康支援を一体的に行う仕組みを全国展開
- ・官民連携による認知症予防の実証事業も進行中
このように、健康寿命をのばす取り組みは、食事・運動・社会参加など多方面にわたっています。
特別なことをするのではなく、「今の生活をちょっと良くする」ことが未来の健康につながります。
健康寿命をのばすためにできること
健康寿命をのばすカギは、毎日の生活習慣にあります。
例えば、
- ・栄養バランスのよい食事(特にたんぱく質と減塩)
- ・週2〜3回の筋トレや有酸素運動
- ・定期的な健康診断の受診
- ・ストレスを溜めず、よく眠ること
- ・地域や家族とのつながりを保つこと
これらを少しずつ実践することで、将来の自分の体に大きな差が生まれます。
パーソナルジムでできるサポート
当ジムでは、初心者向けのやさしい筋トレ、健康を考えた食事メニューの提案まで、トータルでサポートします。
体力に自信のない方も、無理なく始められます。
いまの選択が、10年後・20年後の自分をつくります。
健康寿命をのばす第一歩を、一緒に踏み出しましょう。
参照:厚生労働省 e-ヘルスネット
・健康寿命
・健康寿命延伸プラン
・平均寿命と健康寿命