身体活動とエネルギー代謝について

どうも、トラディショナルジムの本杉です。
人間が1日に消費するエネルギーは、運動だけで決まるわけではありません。
日常生活の中で自然と行っている家事や歩行なども、立派なエネルギー消費の一部です。
中でも注目されているのが、非運動性身体活動(NEAT)です。
これは、運動以外で体を動かすすべての活動のことを指し、体型や健康に大きく影響しています。

エネルギー消費の内訳を知ろう

私たちが1日に使うエネルギーは、主に以下の3つで構成されています。

エネルギー消費の種類割合(目安)説明
基礎代謝約60%生命維持に必要なエネルギー(呼吸、心拍、体温維持など)
食事誘発性熱産生約10%食べ物の消化や吸収の際に使うエネルギー
身体活動約30%運動や日常の動作によるエネルギー消費

NEATがダイエット成功のカギ

身体活動には、運動と非運動性身体活動(NEAT)の2種類があります。
NEATは掃除や洗濯、買い物、通勤、立ち仕事など日常に溶け込んだ活動です。
最近の研究では、肥満の人は非肥満の人よりも1日平均150分ほど立って動く時間が少ないことが分かっています。
つまり、よく動く人ほど太りにくいということです。
運動が苦手でも、意識して日常動作を増やすことで、健康や体型改善に効果が期待できます。

有酸素運動で脂肪が使われる仕組み

運動によって脂肪を効率よくエネルギーとして使うには、有酸素性エネルギー代謝が重要になります。
これは酸素を使って脂肪酸をエネルギーに変える体内の仕組みです。
有酸素性代謝は主にミトコンドリアで行われ、運動中だけでなく運動後の回復時にも活発になります。
脂肪は運動中に使われるだけでなく、筋肉や肝臓にエネルギーを補うためにも利用されるため、運動後の代謝にも注目です。
また、運動の強度によってエネルギー源として使われる糖と脂肪の割合は変わります。

運動強度脂肪エネルギーの使用割合脂肪酸分解量(30分間)
低強度(20%VO₂max)高い中程度
中強度(65%VO₂ma)最大高い
高強度(85%VO₂max)低い最も多い(運動後の代謝を含む)

強度が高い運動は糖を多く使いますが、その後の脂肪燃焼量が大きいためダイエットにも効果的です。

効率よく脂肪エネルギーを使う為に

1日に消費されるエネルギーのうち約3割が身体活動によるものです。
NEATを意識して日常での動きを増やすことで、体型や健康に大きな変化が期待できます。
さらに有酸素運動や筋トレを取り入れることで、脂肪燃焼効果を高めることができます。
小さな習慣が大きな成果につながりますので、まずはできることから始めてみましょう。

参照:厚生労働省 e-ヘルスネット
1.有酸素性エネルギー代謝
2.身体活動とエネルギー代謝

執筆者:本杉 宏二