【体験談】帯状疱疹性髄膜炎の入院生活

どうも、トラディショナルジムの本杉です。
実は先々月に帯状疱疹性髄膜炎という病気にかかりまして、1ヵ月ほど入院しておりました。
そこで今回は、僕がこの1ヵ月間どのように過ごしたかを記録に残しておきたいと思います。

最初は何気ない微熱から始まった

7/11(土)
朝起きるとなんとなく頭痛がありました。
軽い頭痛はよくあるので「寝不足かな?」くらいに思い、その日は仕事があったので特に気にする事なく出勤しました。
夜寝る前に体温を測ると37.0度あったので、念の為に解熱剤を飲んで眠りました。

翌日に高熱が出る

7/12(日)
翌朝起きると、かなりの頭痛がありました。
熱を測ると38.8度ありましたが、喉は全く痛くなく、鼻水や咳も一切無し。
ただ、下を向くと首から腰にかけての脊柱(背骨全体)に強い痛みがありました。
仕事がありましたが休みにして、1日自宅で安静にしていました。

近所の内科へ行く

7/13(月)
朝起きて熱を測ると36.9度。
「おっ!治ったかな?」と思いましたが、相変わらず酷い頭痛がありました。
昨日は日曜日で病院が休みだったので、朝一で病院に行きました。
コロナの検査をしてもらいましたが陰性。
喉、呼吸、心音なども特に異常がなく、お医者さんも「原因が分からないので解熱剤を飲んで様子を見てください」とのこと。
自宅に戻り、1日安静にして過ごしました。

次第に症状が悪化

7/14(火)
朝の体温は38.5度。
食欲も次第に無くなり、頭痛と吐き気がどんどん酷くなってきました。
これは明らかにおかしい、と思い始めました。
僕は実家に住んでおりまして、部屋に様子を見に来た母親は「熱中症じゃない?」と言って特に気にしていない様子。
とりあえずこの日も水分をたくさん摂るようにして1日安静にして過ごしました。

救急車で搬送

7/15(水)
午前2時を過ぎてくらいから尋常ではない吐き気に襲われ、そこから1~2時間ごとに吐きました。
最終的には水を飲んでも吐いてしまう状態になり、汗も全く出ず、おそらく脱水症状が深刻化していたんだと思います。
午前7時を過ぎたくらいに命の危険を感じるほど朦朧としてきたので、母親に救急車を呼んでもらいました。
病院に着いて髄液検査をしてもらったところ、無菌性髄膜炎と診断され即入院となりました。

無菌性髄膜炎とは?

無菌性?髄膜炎?聞いたことのない用語が出てきてやや困惑しましたが、先生いわく「簡単に言うと、風邪のウイルスがたまたま脳を覆う髄膜まで到達して起こる病気です」とのこと。
通常だと風邪のウイルスが身体に入ると、咳や鼻水、喉の痛みなど、いわゆる一般的な風邪の症状でおさまるのですが、今回は運悪く脳の方までウイルスが侵入して髄膜炎が発症したみたいです。
髄膜炎には細菌性と無菌性(ウイルス性)があり、特に細菌性髄膜炎は重症化しやすいらしいのですが、そちらではなかったようでホッとしました。
この時点で入院期間は2~4週間と言われました。

右手に虫刺されのような出来物が発生

7/16(木)
24時間点滴をしてもらっているおかげで脱水症状はおさまり、おかゆ程度の食事が摂れるようになりました。
熱は37.5~38.6度くらいを行ったり来たりしており、頭痛や脊柱の痛みは相変わらずありました。
夕方頃にふと右手を見ると、なにやら2つほどポツポツと出来物がありました。
担当の脳内科の先生が巡回にきたので見せると、「虫刺されかな?塗り薬出しときましょうか?」とあまり気にしていない様子。
今朝、偶然にもベッドにノミが1匹いたのを発見したこともあり、僕も虫刺されだと思いとりあえず放置しました。

右腕にヘルペスが発生

7/18(土)
入院して数日が経ち、相変わらず熱と頭痛はありましたが、普通の量の食事が摂れるくらい回復してきました。
しばらくシャワーを浴びていなかったこともあり、看護師さんが「今日はシャワー浴びますか?」と言ってくれたので、そうすることに。
パジャマを脱ぐと、右腕に見た事のないヘルペスが3つほどありました。
これは明らかにおかしい、と思いましたが、担当の医者が連休でお休みとのこと。
7/21(火)に出勤してきた医者に診てもらうと「これはちょっとおかしいから、明日皮膚科の先生に診てもらいましょう」と言われました。

帯状疱疹と断定

7/22(水)
午前中に皮膚科を受診。
担当の先生に腕のヘルペスを診てもらうと「あっ!ヘルペスが出来てるね、これは帯状疱疹だよ」と言われました。
帯状疱疹と聞いて、これは何だかマズい予感がしてきたと思いました。
病室に戻りしばらくすると、案の定、脳内科の先生が巡回に来て「帯状疱疹みたいでしたね、この場合は再検査が必要なので明日また髄液検査しましょう」と言われました。

検査結果は1週間後

7/23(木)
入院してから2回目の髄液検査を行いました。
髄液検査とは、腰骨に注射をぶっ刺して髄液を摂り、検査を行う方法です。
麻酔をするのでそこまで痛くはないのですが(麻酔の注射は痛い)、場所が場所だけに万が一の後遺症リスクがある検査なので、ドキドキします。
摂取した髄液は、入院した病院で白血球の量をチェックする作業とは別に、今回はPCR検査(外注)もするそうで、結果が来るまで1週間かかると言われました。
PCR検査に出す理由は、髄膜に帯状疱疹ウイルスがいるかどうかのチェックをする為らしいです。
本来は発熱前に帯状疱疹が身体に出るらしいのですが、僕の場合は後から出てきたので、最初の髄液検査ではPCR検査は行いませんでした。

帯状疱疹性髄膜炎にレベルアップ

7/30(木)
1日を通して微熱が出る時間帯もありますが、ほぼ平熱を保つようになりました。
いつも通り病室で過ごし、夕方頃に担当の先生が巡回に来て「ちょっと別室で話しましょう」と言われ移動。
先週おこなった検査の結果をパソコンで見ながら丁寧に説明を受けました。
結果は、帯状疱疹性髄膜炎と断定。
白血球の数値的には無菌性髄膜炎であれば退院しても良い状態らしいのですが、帯状疱疹性の場合はダメとのこと。
PCR検査で完全に帯状疱疹ウイルスの反応が無くなるまでしっかり治さないと、脳梗塞などの危険もあるらしいです。
先生の見解ではあと3~4週間は入院が必要らしく、早く退院したかった自分は絶望しました。
帯状疱疹性髄膜炎の治療としては、飲み薬の効果が薄い為、1日3回点滴で薬を投与して治療を行っていくそうです。
今後の流れとしては、1~2週間点滴治療→髄液を摂ってPCR検査に送る→帯状疱疹ウイルスの反応が無ければ退院。
もしウイルス反応があれば、無くなるまでこの工程を繰り返します。
もはや先の事を色々考えてもどうすることもできないので、この日はさっさと眠りました。

3度目の髄液検査

8/7(金)
帯状疱疹ウイルス用の点滴を投与して1週間ほど経過し、3度目の髄液検査をおこないました。
麻酔が効いているものの、腰骨に注射を押し込まれている感覚は何回やっても慣れませんでした。
帯状疱疹ウイルス用の点滴は腎機能が低下する場合もあるので、血液検査も行いました。
血液検査はすぐに結果が出るので、先生から話を聞くと「血液がドロドロですね、脚とかむくんでいませんか」と言われ触診されました。
「脚ではなく点滴を打っている腕の血管が所々硬くなって腫れてます」と伝えると、おそらくこれが血液がドロドロになっている原因みたいです。
僕の場合、点滴をすると1~2日で腫れてしまい、すぐに別の個所へ針を差し替えていたので、最終的には両腕合わせて15ヵ所ほど差し替えられました。
この頃から再び微熱が出始めていたので、先生いわく微熱の原因も血液の状態が関与しているとのことでした。
早く退院したい。

予想外のPCR検査結果

8/14(金)
PCR検査の結果が送られてくる予定日。
午前中に巡回に来た先生に検査結果の事を聞くと、「まだ見ていないので後で確認してみます、おそらくまだ陽性だと思いますが…。」と言われました。
通常だと2週間くらい点滴を投与してからPCR検査をするところ、僕の希望で1週間~10日ほどで検査をしてもらったので、薬の投与期間が短い分僕も半分諦めていました。
その日の夕方に再び先生が巡回にくると「本杉さん、予想外にPCR検査クリアしてました。明日退院しますか?」と言われました。
まさかの結果に驚いた僕も「えっ!そうなんですか!では明日退院でお願いします!」とやや興奮気味に返答。
晩御飯を食べてウキウキ気分で眠りにつきました。

無事退院

8/15(土)
午前10時に無事退院しました。
ずっと病院生活でしたので体力の衰えなど不安でしたが、特に問題なく通常生活に戻りました。

人生初の入院生活を終えて

退院してしばらく療養してから仕事に復帰しようかと思いましたが、大事なお客さんを大勢待たしていることもあり、結局2日ほど自宅で生活してすぐに仕事を再開しました。
しばらく休んでいたおかげもあり、頭の中がすごくクリアで体調も良く、結果的に素晴らしい再スタートを切ることができました。
正直なところ、今年に入ってからずっと体調が良くない感じがしていたので、自分では気づかないところでストレスや疲れが溜まっていたのだと思います。
今後は無理をせず、健康第一で頑張っていきます!
ちなみに筋力に関しては、想像を絶する衰えを見せておりまして、退院して3週間経った現在も少しずつトレーニングボリュームを戻している状態です。
たくさんのお客さんから「カラダが小さくなりましたね」と何度も言われて意気消沈しておりますが、ここで無理をしてまた体調を崩したくないので、マイペースに筋トレを頑張りたいと思います。
また、入院中に色々と今後の人生を考える機会を得たこともあり、今まで挑戦したかった登山やキャンプも開始することにしました。
ずっと大部屋で生活していて、同じ病室で末期の糖尿病や慢性腎臓病、肺気腫のおじいさん達を目の当たりにして、健康なうちにチャレンジしようと思った次第です。
健康第一、人生は有限、1日1日を大切に過ごし、今やりたいことをやりましょう。
この記事が少しでもみなさんの今後の人生に役立てばいいなと思います。

執筆者:本杉 宏二