脳卒中ってどんな病気?予防には生活習慣の見直しが大切!

どうも、トラディショナルジムの本杉です。
今回は、脳卒中の種類や症状、そして予防のポイントをわかりやすく解説します✨

脳卒中とは?

脳卒中とは、脳の血管にトラブルが起きて脳の機能が損なわれる病気のことです。
日本人の死因でも上位にあり、命に関わるだけでなく後遺症が残ることも少なくありません。
脳卒中の主な原因は「高血圧」です。

脳卒中の種類と特徴

脳卒中には、主に3つのタイプがあります。

種類原因主な症状
脳梗塞血管が詰まる半身まひ・しびれ・言語障害
脳出血血管が破れる意識障害・まひ・しびれ
くも膜下出血動脈瘤の破裂激しい頭痛・意識障害

高血圧が続くと血管が硬くなり、やがて詰まりやすくなります。
これが脳梗塞の主な原因です。
さらに血圧が非常に高い場合には、細い血管が破れて脳出血につながります。
動脈瘤ができて破裂すると、くも膜下出血が起こります。

心房細動がある人は要注意

心房細動という不整脈がある人は、心臓に血のかたまり(血栓)ができやすくなります。
その血栓が脳に飛んで詰まると、脳梗塞になります。
このタイプは「脳塞栓」と呼ばれます。
心房細動のある人は、脳梗塞になるリスクが2〜7倍になるともいわれています。
脈が不規則に感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。

脳卒中の主な危険因子

脳卒中のリスクを高める要因は以下の通りです。

  • ・高血圧
  • ・心房細動などの不整脈
  • ・糖尿病
  • ・喫煙🚬
  • ・肥満
  • ・メタボリックシンドローム
  • ・大量の飲酒🍶

特に高血圧は最も大きなリスクです。
高血圧をしっかり予防すれば、日本人の脳卒中はおよそ半分に減るとも考えられています。

脳卒中の症状とサイン

脳卒中は突然発症することが多いですが、前ぶれの症状が出ることもあります。
たとえば、頭痛、めまい、舌のもつれ、手足のしびれなどです。
特に注意したいのが次の3つの症状です。

  • ・片方の手足のまひやしびれ
  • ・顔の片側が動かない
  • ・ろれつが回らない、言葉が出ない

このようなサインが出たら、絶対に様子を見てはいけません。
一刻も早く救急車を呼び、医療機関で検査を受けましょう。

脳卒中の最新治療は時間との勝負

最近では、rt-PAという血栓を溶かす薬や、カテーテルを使った血管再開通の治療が普及しています。
これらは、発症からできるだけ早く行う必要があります。

  • ・rt-PAは発症から4時間半以内
  • ・カテーテル治療は6時間以内

この時間を過ぎると、治療が受けられないこともあります。
異常に気づいたら、すぐに119番通報しましょう。

脳卒中を防ぐためにできること

脳卒中は、生活習慣を見直すことで予防できる病気です。
以下のような習慣を心がけましょう。

  1. 減塩を意識する(日本人は塩分摂取が多い傾向があります)
  2. 禁煙する🚭
  3. お酒は控えめにする
  4. 野菜や果物、大豆製品を積極的に食べる🥦🍎
  5. ウォーキングなどの軽い有酸素運動を続ける🚶
  6. 健康診断を年に一度受ける

高血圧や糖尿病、心房細動、メタボリックシンドロームがある人は、医療機関での指導や治療を受けながら健康管理を続けましょう。

まとめ

脳卒中は突然発症し、命に関わることもあります。
ただ、早めに対処すれば後遺症を防げることもあり、予防することでリスクを大幅に減らすことも可能です。
食事、運動、生活習慣のバランスを整えて、日々の健康づくりに取り組みましょう✨
パーソナルジムでの運動習慣も、脳卒中予防にしっかり役立ちます!

参照:厚生労働省 e-ヘルスネット 脳血管障害・脳卒中

執筆者:本杉 宏二