どうも、トラディショナルジムの本杉です。
今回は厚生労働省のe-ヘルスネットの記事を参考に、遺伝子について考えてみます。
私たちの持久的能力や筋力といった身体能力には、一部に遺伝的要因が関与していることが明らかとなっているようです。
今後、遺伝子タイプによる種目の選択や、個人に適したトレーニング方法が提供できるようになるかもしれません。
金メダリストを生んだ遺伝子の力
1991年にエリスロポエチン受容体という遺伝子の変異を持つ家族についての研究が行われました。
この家系の一人は、赤血球やヘモグロビンの値が非常に高く、酸素を運ぶ力が強い体質でした。
しかもその人物は、冬季オリンピックのクロスカントリー競技で3度の金メダルを獲得したアスリートでした。
もちろん後天的に本人の努力が結果を生んだ事が十分考えられますが、遺伝的特性が高い持久力と少なからず関係していたと考えられています。
持久力や筋力はどれくらい遺伝するの?
双子や親子を対象とした研究により、持久力や筋力の遺伝率が調べられています。
以下の表にあるように、体力の半分以上が遺伝で説明できるとされています。
| 能力 | 遺伝率の目安 |
| 最大酸素摂取量(VO2max) | 約56% |
| 筋力(握力など) | 約52% |
持久系とスプリント系それぞれに関係する遺伝子
これまでの研究でよく知られているのがACE遺伝子とACTN3遺伝子です。
ACE遺伝子にはI型とD型があり、持久力が必要な競技ではI型が有利とされます。
実際に、8000m級の山に無酸素で登頂した登山家15人全員がI型を持っていたという報告もあります。
一方、ACTN3遺伝子は瞬発力に関わる遺伝子で、R型とX型があります。
パワー系やスプリント系のアスリートには、XX型の人が少ない傾向があり、この型は爆発的な力を必要とする競技に不利とされます。
体力は努力でも変わる
遺伝子が運動能力に関わっているのは事実ですが、それがすべてではありません。
実際には、日々のトレーニングや食事、睡眠、生活習慣などが非常に大きな影響を与えます。
後天的な努力によって、誰でも自分の持っている力を最大限に引き出すことができます。
遺伝子や才能を言い訳にせず、日々の努力で自分を少しでも成長させることができるといいですね。
参照:厚生労働省 e-ヘルスネット 身体能力と遺伝(遺伝子多型)







